【第104回技術ゼミナールを大阪で開催致しました】
日時:2017年4月13日(木)、14日(金)
場所:大阪ガーデンパレス
2017年4月13日(木)、14日(金)の両日にわたり、大阪ガーデンパレス(大阪府大阪市)に
おいて、第104回技術ゼミナールを開催致しました。
※記事の最後に、アンケートでありましたご質問にお答えしております※
ゼミナール開催に先立ち、吉原洋明会長(日本ホワイトファーム㈱)が昨年度を振り返り、4月の熊本・大分での大地震、8・9月に北海道・東北地方で特に大きな被害をもたらした台風に関して、被災された方々に対してお見舞いの言葉を述べました。
続けて、「11月頃から全国で野鳥の鳥インフルエンザ発症が確認され、各社で防疫体制に取り組んでいただいたことと思います。しかしながら、11月に青森で家禽における1事例目が確認され、それ以来も散発し、3月に宮城・千葉で発生して合計で12件、約166万7千羽の鶏が処分されることとなりました。発生された生産者の方々は今なお、大変な思いをされていることと思います。ですが、発生された生産者や地域の行政の方、関係者の皆様が協力して迅速に対応していただいたおかげで、それ以上に広がることなく、封じ込めという面においては成果があったのではないかと思います。協力していただいた関係者の皆様には心から感謝いたします」と挨拶しました。
そして、「私たちを取り巻く業界で見ると、去年は、鳥インフルエンザの発症がありましたが、国産チキンへの風評被害などはなく、良好な年だったと思います。食鳥相場を見ても、年間のモモ・ムネ合計の平均で890円/kgと、760円/kgと非常に苦労した2012年以降の4年間、非常に高い相場で推移しています。こうして国産チキンが評価されている時だからこそ、その信頼を失うことなく、安定した品質で、安定した量を供給できるように、皆様と一緒に体制を作っていきたいと思います」と話しました。
また、今後の課題として、人手不足や鶏舎の老朽化、疾病への対策について触れた上で、
「チャンキー種の能力が毎年改良されて実績を残している中で、その能力を活かすためにも、設備の更新や省力化、疾病の対策などについて、これからもしっかりと情報共有していきたい。今年度がチキン業界にとって良い年となり、益々発展していくことを期待したいと思います。」と、挨拶を締めくくりました。
第104回技術ゼミナールは、2日間にわたる下記プログラムを終え、最後に山上種鶏孵卵部会長(㈱福田種鶏場)の閉会の挨拶で、全日程を終了致しました。
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本ゼミナール 講演プログラムは、以下の通り。
【第104回技術ゼミナールプログラム】
●第一日(4月13日) 司会:㈱ヤマモト/山本 剛史氏
1.開会の挨拶 日本チャンキー協会/会長 吉原 洋明氏
2.講演「ブロイラーの健康~腸の健全性とは?~(1)」Aviagen社/Yang Ho Hong氏
「ブロイラーの健康~腸の健全性とは?~(2)」 Alex Chang氏
3.講演「良質な雛を生産するために」 ㈱オーエヌポートリー/山田 博文氏
4.報告「ミッション報告」 ㈱エビス商事/大脇 雄憲氏
●第二日(4月14日) 司会:㈲松尾孵卵場/松尾 秀隆氏
1.講演「2016年チャンキー種鶏栄養成分最新情報」 Aviagen社/ Alex Chang氏
2.講演「チャンキー種鶏成績目標」 Aviagen社/ Dominic Elfick氏
3.報告「日本チャンキーからの報告」 ㈱日本チャンキー/河合 泰典氏
4.アンケート調査実施
5.閉会の挨拶 日本チャンキー協会/種鶏孵卵部会長 山上 祐一郎氏
※題目をクリックすると資料を確認頂けます
※資料が表示されない場合はダウンロードしてご確認ください
この度は、約270名の皆様にご参加頂きましたこと、心より御礼申し上げます。
次回、技術ゼミナールは9月に名古屋で予定しております。
以上
※アンケートにてご記入頂きましたご質問に対する回答につきましてはコチラをご確認ください。