【第107回技術ゼミナールを福岡で開催致しました】
日時:2018年9月12日(水)、13日(木)
場所:タカクラホテル福岡
去る2018年9月12日(水)、13日(木)、タカクラホテル福岡(福岡市中央区)において、第107回技術ゼミナールを開催致しました。
時節柄お忙しい時期にも関わらず、今回も大勢の協会員の皆様にご参加頂きました。誠にありがとうございました。心より御礼申し上げます。
※当日発表のプレゼン資料に加え、省力化機材についての資料を公開いたしました※
※記事の最後に、アンケートにありましたご質問にお答えしております※
ゼミナール開会に先立ち、山上祐一郎社長(㈱福田種鶏場 代表取締役社長)より、総勢263名のご出席頂いた皆様に御礼の言葉を述べました。
引き続き、前回4月に開催した技術ゼミ以降の5ヶ月の間に起きた自然災害を振り返り、「私たちの生業である養鶏業が自然との戦いであることは重々承知しているつもりでも、さすがにこれほどまで過酷であると恨めしく思うことも多々あったのではないかと思います」とし、被災者へのお見舞いの言葉を述べ、一日も早い復興を祈念しました。
また、今回の技術ゼミで報告されます、海外ミッションと省力化機器に関して、「実はオランダは日本と並ぶ自然災害大国であり、そのオランダが長い間洪水と戦い続けてきた中で、社会や産業において、育んだのは日本とは少し対照的な柔軟性と弾力性だと言われています。そうしたオランダの国民性や社会風土がいろいろな分野で革新的なイノベーションを生み出す土壌となり、いまや養鶏や食肉処理を含めた農業機械分野では世界をリードするに至ったということです」と、日本の現状を踏まえて、オランダの少し違った発想を意識してみてはどうかと提案されました。
「艱難汝を玉にするという格言があります。艱難とは困難のこと、玉にするとは人間が磨かれるということです。平たく言うと、逆境は人間を強くするという言葉です。今年は自然災害が多いだけでなく、鶏肉相場も低調です。しかし、こんな時だからこそ、逆境から教訓を引き出し、組織や個人を強くしていくことに力を注がなければならないと思います。
今、私たちが直面しておりますこの寒暖を乗り越えて、ブロイラー業界がより強い玉になったと言われるように、そのためにもこの度の第107回のゼミが、皆様にとって実りあるものになることを願っています」と述べ、開会の挨拶を締めくくりました。
当日のプログラムを、下記掲載させて頂きます。
今回も興味深い講演となっておりますので、是非ご一読ください。
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本ゼミナール、講演プログラムは以下の通り。
【第107回技術ゼミナールプログラム】
●第一日(9月12日)
司会:㈱イシイ/平 稔氏
1.開会の挨拶 日本チャンキー協会/種鶏孵卵部会長 山上 祐一郎氏
2.報告「実績調査の傾向とハンドブックの変更点」 ㈱日本チャンキー/和久 健太氏
3.講演「優良会員の取り組み」
種鶏:㈱十文字チキンカンパニー/中戸鎖 勝成氏
ブロイラー:プライフーズ㈱/佐々木 綾香氏
4.報告:「JCAミッション報告」 ㈱山形種鶏場/山形 圭紀氏
●第二日目(9月13日)
司会:日本ホワイトファーム㈱/戸高 操氏 ※高は”はしごだか”
1.ディスカッション:
「省力化のために」種鶏編
「省力化のために」ブロイラー編
演者:㈱大宮製作所/東西産業防疫㈱/㈱中嶋製作所/
㈱ホソヤ/㈱ヤマモト 以上6社
2.講演「鶏肉を介した食中毒の低減に向けた取組」
農林水産省 消費・安全局 食品安全政策課/鋤柄 卓夫氏
3.アンケート調査実施
4.閉会の挨拶 日本チャンキー協会/広報部会長 松本 弘文氏
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※アンケートにご記入頂きましたご質問に対する回答につきましては、第107回JCA技術ゼミ質問回答をご覧ください。ご回答にご協力いただきました皆様、ありがとうございました。
※ディスカッションの中で、各社ご紹介の機材につきましては、恐れ入りますが直接各社にお問い合わせくださいますよう、宜しくお願い申し上げます。