【第109回技術ゼミナールを仙台で開催致しました】
日時:2019年9月11日(水)、12日(木)
場所:ホテルメルパルク仙台
去る2019年9月11日(水)、12日(木)に、ホテルメルパルク仙台(宮城県仙台市)において、第109回技術ゼミナールを開催致しました。
今回は台風15号の爪痕残る中、当日もゼミの最中に大雨が降るなど大変な気象状況の中、237名の方にご参加頂きまして、誠にありがとうございました。
※記事の最後に、アンケートにご記入いただいておりましたご質問にお答えしております。
以下、ゼミナールの様子をご報告致します。
開会に先立ち、ゼミナールの開会挨拶で、日本チャンキー協会・吉原洋明会長(日本ホワイトファーム㈱代表取締役社長)より、日頃のご愛顧に対する感謝と、台風15号の影響で被害に遭われた皆様へのお見舞いを述べました。続けて、災害に対する備えや事前準備の必要性から、10月からの防疫強化期間について、「昨年の1月以来、国内では鳥インフルエンザは発症していないが、豚コレラに見るように決して他人事ではなく、無事今年度も発症0で乗り切りたい」と述べました。
次に、今年の夏の暑さについて振り返り、「各社で取り組んできた夏場対策に加え、チャンキーが夏に強くなり、死ななくなったという話を聞いた。反対に、涼しくなってくると暑さの影響を受けた鶏のDGが戻ってこない、目標体重に届かないなどのマイナスな情報も流れてくる。そのような時には、良い成績を出されている同業他社さんの情報を聞きたい、ということがあり、今年の6月の通常総会で会員の皆さんにご協力をお願いした件があった」と、ブロイラー出荷成績のデータ集計について、再度説明、参加協力のお願いをしました。
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本ゼミナール、講演プログラムは以下の通り。
【第109回技術ゼミナールプログラム】
●第一日(9月11日)
司会:㈱ウェルファムフーズ/石黒 正和氏
1.開会の挨拶 日本チャンキー協会/会長 吉原 洋明氏
2.報告「実績調査結果 傾向分析」 ㈱日本チャンキー/和久 健太氏
3.講演「優良会員の取り組み」
種鶏:プライフーズ㈱/小笠原 敬介氏
ブロイラー:㈱JAフーズさが/高森 啓太氏(「たか」は「はしごだか」)
●第二日(9月12日)
司会:㈱福島エンヤ/車田 信彦氏
1.講演「育種改良について」 Aviagen社/Dominic Elfick氏
2.講演「鳥インフルエンザ関連情報」
国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構/内田 裕子氏
3.アンケート記入
4.閉会の挨拶 日本チャンキー協会/種鶏孵卵部会長 山上 祐一郎氏
最後に、日本チャンキー協会・山上祐一郎種鶏孵卵部会長(㈱福田種鶏場 代表取締役社長)より、Aviagen社はじめ講師の皆様に会員を代表して御礼を述べたのち、チャンキー種が今日に至るまでのAviagen社の育種哲学「バランスの取れた育種」について紹介。
更に、懇親会の席でドミニック氏より、チャンキー種の日本での成績について「他の国にはない、ゼミを通して情報共有する仕組みが根付いた中で、チャンキー種の性能を現場が引き出してきた結果」とブロイラー業界にエールを送られたことをご紹介しました。その上で、共有事項を自社で試してみることが出来るのは、日本のブロイラー産業の強みであるとし、今回も是非持ち帰った情報をもとに、自社の生産向上に役立てて欲しい、と締めくくりました。
※アンケートにご記入いただきましたご質問の回答はコチラからご覧ください。