2006年11月8日から10日の3日間、本社事務所の岡山共済会館にて第5回チャンキースクールを開催致しました。
受付当初は、申し込み出足が遅く不安でありましたが、予定定員を上回る24名の参加となりました。
主催者側の私たちとしても、毎年同じ様なカリキュラムになりますが、受講者の皆さんにとっては初めての講義である事を肝に銘じ、当日を迎えても気が引き締まる思いでした。
【 1日目 】
午後1時半から開講式。弊社菊池社長の開講挨拶に続き、営業部全員も 挨拶させて頂きました。スクール3日間の対応は、技術スタッフの戸田、田中、森川が行いました。
まず第1講義として、「ブロイラー業界の概要とチャンキー種の育種改良」を山崎修二が30分講演しました。育種会社のAviagen社の改良、育種戦略などについて、受講生の皆さんは興味深く聴講されていました。
続いて「体験発表」です。事前に作成した資料を元に、持ち時間以上の時間を割いて、それぞれ熱心に発表される受講生が目立ちました。各自が抱えている問題は同じだからこそ、ちょっとした事が大きなヒントになったのではないでしょうか。
夜には懇親会があり、既に打ち解けている者同士、初対面同士で名刺/情報交換が行われました。普段この様な場に慣れていない人でも、終わり頃には仕事以外の話しに笑顔も見られていました。
【 2日目 】
朝8時からは「チャンキー種鶏の飼養管理-育成期」を田中康之、森川敦夫より講演。日頃何気なく作業している基本と、何故大切なのかを理解していただく事を念頭におきました。続いて「チャンキー種鶏の飼養管理-生産期」を戸田功より、♂管理の重要性を強調。今回初めての「換気管理」講演があり、アンケートの結果、最も関心高い項目であることも分かりました。
3グループに分かれての「グループ討議」では、それぞれ違う設問を設け、それを話し合いながら解きました。設問は、基本を外れずにオリジナルアイデアが必要な問題でしたが、経験の少ない受講生も自分の意見をしっかり述べ、最後には代表者が皆の前でまとめを発表する形式としました。
今回受講生には、孵卵経験者も数名おられ、高山武仁講演の「種卵の取り扱いと孵卵技術」に興味あった事でしょう。
今夜も場所を変えての懇親会。すっかり「第5期生仲間」という感じで、打ち解けた雰囲気が伝わってきました。
【 3日目 】
最終日も朝8時スタート。外部講師として、日清丸紅飼料㈱の坂恒豊氏による「飼料栄養」講演では、エサの基本について詳細に説明して頂きました。 そして、毎年好評な「病理及び衛生」を、大槻敏章が解剖ビデオを交えて説明致しました。
岡山に来るまでは「3日間は長いなあ」と不安に思っていた方もいらっしゃったでしょうが、実際にはあっという間に全日程終了です。一人一人に菊池社長より修了書が手渡され、皆さん充実感のあるお顔でした。
当スクールの開講目的は、各会社でリーダーになって頂く基礎固め、又は今後の業界を担う人材育成のお手伝いです。知識ばかりでなく、業界内の人との繋がりも大切にして頂きたく、同期生にはその意味がよく理解して頂けたのではないかと感じました。当スクールの日数は短くとも、帰社後に必ずやこの経験が生かされる事を祈っています。
最後に、皆様から頂いた貴重なアンケート結果を拝見しながら、今後とも内容深いスクールを開催して参りますので、是非ご期待下さい。
以上