【孵卵セミナーを福岡、仙台で開催致しました】
福岡会場 日時:2015年6月25日(木)
場所:博多バスターミナル
仙台会場 日時:2015年6月26日(金)
場所:PARM-CITY 131
2015年6月25日(木)に 福岡市内の博多バスターミナルビルにて、26日(金)に 仙台市内のPARM-CITY 131にて、2日にわたり孵卵セミナーを開催致しました。
全国から福岡会場54名、仙台会場23名がご参加くださいました。
講師として、Aviagen社の孵卵テクニカルサービスマネージャーのYao Fang氏を招き、講演を行いました。
第1部:「貯卵」
貯卵の基本と衛生管理、そして胚の発育ステージや孵化率の変化など、貯卵の影響について説明を行いました。また貯卵室での種卵管理について、写真等で紹介を行いました。
この講演の中でAviagenでのSPIDESの最新の実験結果を交え、SPIDESの長期貯卵に対する有用性についても説明しました。
第2部:「ヒナ質とブロイラー成績に対する高孵卵温度の影響」
不適切な孵卵温度が孵化率、ヒナ質、ブロイラー成績(増体、FCR、斃死率)に与える影響について説明を行いました。その上で、孵卵機内の空気温度ではなく、卵殻温度をモニターすることが重要であるとし、測定方法についても説明を行いました。
第3部:「新鮮卵、透明卵および孵卵残渣の割卵調査」
孵化場における割卵調査として、次の3段階の調査方法を説明しました。
①新鮮卵の割卵調査
受精率と卵質をすばやく把握し、農場へフィードバックできることを説明しました。また、胚盤の
サイズをチェックすることで集卵、貯卵、輸送の影響をみる重要性についても述べました。
②透明卵の割卵調査
孵卵中期の検卵で見られる透明卵を割卵することで、卵の中止段階を調べる必要性について説明し
ました。この調査から分かる農場、孵化場での必要な対応についても説明を行いました。
③孵卵残渣の割卵調査
孵卵後期の中止段階を調べることで、孵卵コンディションを調査することができると述べました。
実用的な調査方法について紹介を行い、また中止胚の写真等を用いて、孵卵の影響について説明
しました。
今回の割卵セミナーでは、Aviagen社での試験をもとに、孵卵の影響について説明がありました。
また、実用的な、孵化場での各種調査方法については、孵卵HOW TOシリーズに基づいて説明がされました。HOW TOシリーズにつきましては、弊社HPからダウンロードが可能ですので、ご活用いただければ幸いです。